中国避暑地探しの旅(22日目)-夏に暮らす町として@大同

大同4日目の朝です。これから最後の町の呼和浩特(フフホト)に移動します。

ということで、大同のまとめです。

立地

今回訪れた避暑地候補は、どの町も日本からの直行便が見つかりませんでした。でも大同は北京から高鉄で片道2時間ほど(約3000円)なので、日本から一番アクセスしやすいところになるかもしれません。
(呼和浩特も2〜3時間(約4000円)なのでそこまでちがいはないかも?)

気温と湿度

大同では、実測の最高気温は31℃ぐらいでしたが、それは瞬間的なもの。30℃を超えることはほとんどなく、湿度は60%ぐらいでした。

このすずしさは大同が特別なのかと思ったのですが、大同滞在中これまでの町(西安除く)の気温も平年並みぐらいになっていたので、タイミングの話かもしれません。

蚊らしき虫は一度見かけましたが、刺されませんでした。

いろいろ探したんですが、町のスーパーとかでは殺虫剤コーナー自体が見つかりませんでした。

移動手段

★地下鉄

地下鉄はありません。

★市バス

IMG_20250730_132703~2

市バスは走っていますが、実質使えませんでした。

事情は兰州と同じです。Alipayの大同の市バス用QRコード切符には2種類あって、

  • 大同电子公交卡:外国人には取れない(身分証明書欄に数字しか入力できない=人民IDのみ?)
  • 大同县域电子公交卡:外国人でも取れる

こんな状況なのですが、「大同县域」の方は大同の市街地外(天镇・灵丘・左云・浑源)でしか使えないようでした。

バス停にあったQRコードをスキャンしてみると

このローカルアプリがダウンロードできたんですが、身分確認に

こちらの「国家网络身份认证APP」が必要で、そのアプリの身分確認には

居民身份证
港澳居民居住证
台湾居民居住证
港澳居民来往内地通行证
台湾居民来往大陆通行证
外国人永久居留身份证
中国公民普通护照(华桥)

このどれかが必要になっていました。ということで、ローカルアプリも一般の外国人には使えないようでした。

★シェアサイクル

IMG_20250731_112832

シェアサイクルはそれなりにあって、数としては黄色(美团)と青(哈罗)がなんとなく2:1ぐらいで、緑(滴滴)がたまにあるぐらい。使い放題権を持っている青(哈罗)をずっと使っていましたが、駐輪位置判定がなぜかほかの町より厳しめです。

IMG_20250731_090719

地元民しか使えない(?)ローカルシェアサイクルも青いので、ぬかよろこびに注意。

高德地图では、自転車ナビでも経路上の信号の残り時間が表示されます。

IMG_20250730_092125

ということで、この町もサイクリングが気持ちいいです。

物価

大同には、バス・トイレつきのシングルルームで1泊2000円を切る宿があったんですが、それが高鉄の大同站の近く。

今回太原からと呼和浩特行きの列車が、大同站から10kmほど離れた大同南站発着のしか選べず、その間が地下鉄やバスで移動できなかったのでその宿は断念。大同南站の近くの宿だと2000円超えになりました。

IMG_20250729_150837

ほかの物価は、一般的な中国の町より安めだと思います。

その他

宿の人も、飲食店の店員さんもいい人が多くて個人的にめちゃ好印象の町でした。

中国避暑地探しの旅(21日目)-中国の奈良@大同

大同3日目の朝です。

中国の奈良

かつて奈良にあった都は平城京ですが、「平城」と書いて「なら」とも読みます。平らに「なら」された土地にある都だからということみたいです。奈良には今でも「平城山」と書いて「ならやま」と読む地名があります。

IMG_20250729_135217

大同のシェアサイクルには「平城」のナンバープレートがついていました。

IMG_20250729_133847

北魏平城。大同はかつて北魏の首都で、当時は平城と呼ばれていたそうです。

IMG_20250730_124731

IMG_20250729_150135
なので、古都っぽいしっとりとした町なのかと思いきや、全体的にめっちゃニュータウン風です。新興住宅地好きとしてはうれしい誤算(?)です。

IMG_20250730_121447

そしてしっかり古都なところも。こんな立派な中華の城郭は初めて見たなあ。

もともと平城は日本の古墳時代ぐらいにモンゴル系の遊牧民族(鮮卑族)が作った都市やけど、この城郭(大同古城)は鎌倉時代ぐらいに漢民族の明(みん)がモンゴル系の遊牧民族からの防衛のために作ったものだそう。

なので、大同(山西省)と内モンゴル自治区の境界ぐらいを万里の長城が通っているそうです。

大同はモンゴル系の遊牧民族を近づけないために整備された町やけど、モンゴル系の遊牧民族の都(北魏平城)だったことを今アピールしてるのはおもしろいなあ。

明日はいよいよ万里の長城を越えてモンゴル系の遊牧民族のエリアへ。

IMG_20250730_152703

清蘭香牛肉面 一分店。

わかる人にはわかる奈良っぽさ。

中国避暑地探しの旅(20日目)-避暑地候補その5@大同

昨日太原から大同に移動してきて翌朝です。

大同(だーとん/だいどう)は黄土高原の北東部に位置する山西省の都市で、標高は約1000m。緯度は秋田市よりちょっと北ぐらいです。

黄河は160kmほど西にあって、そこで流れを東向きから南向きに変えています。「几」字カーブの右上角あたり。

気温と湿度

昨日の大同の気温の予報は、墨迹天气では最高気温30℃・最低気温11℃(!)でした。

今日以降はこんな感じ。10℃!

IMG_20250729_135047

昨日13〜17時台に屋外にいたとき温湿度ロガーに残っている最高気温は29.8℃で湿度は約50%。この天気のよさで30℃を切りました。

太原とは標高200mぐらいしか変わらないんですが、高鉄のホームに降り立ったときに「秋が来た」って思いました。暑さを維持する夏の底力が尽きてきたなというあの感覚。

ちなみに今日の日の出は5:23で、日の入りは19:43です。太原から真北に来たのでほぼ変わらず。最高気温は日によるけど14〜16時ごろです。

参考までに、平年の大同の7月の平均最高気温は28℃で、平均最低気温は17℃だそうです。なので平年並みと言えるかな。

中国避暑地探しの旅(19日目)-夏に暮らす町として@太原

太原4日目の朝です。これから大同に移動します。

中国各地で28日、河川や貯水池の増水による洪水や土砂崩れが相次ぎ、少なくとも4人が死亡した。当局は今後数日間でさらなる豪雨と災害リスクの高まりを警告している。
中国国営中央テレビ(CCTV)は水利省の発表として、全国で41の河川が氾濫したと伝えた。
首都・北京市とその周辺地域、湖南省、内モンゴル北部など広い範囲で豪雨がさらに強まった。北京に隣接する河北省北部では土砂崩れが発生し、4人が死亡、8人が行方不明となっている。
当局によると、土砂崩れや洪水など災害発生のリスクが高まっており、すでに4400人以上が避難した。

国営メディアによると、山西省でも道路が冠水。

太原も大同も山西省やけど大丈夫かな・・・?

ということで、太原のまとめです。

気温と湿度

太原では、昼間の最高気温は実測で32℃ぐらい。湿度は60%ぐらいでした。

基本くもりベースで、一番暑いタイミングでも自転車に乗っていればすずしいという感じでした。西安とは標高で400mほどしか変わりませんが、まったく別世界です。

蚊は一度も見ていないんですが、

IMG_20250726_150543

宿にアースノーマット的なものがすでにセットされていました。

20230126_125117

なんか見たことあると思ったら、ラオスで買ったぞうさん印の色ちがいかも?

いろいろ探したんですが、町のスーパーとかでは殺虫剤コーナー自体が見つかりませんでした。

追記 2025-07-29
高鉄の太原站の待合室で蚊に刺されました。

物価

ここも西宁・兰州・银川と同じく、宿がバス・トイレつきのシングルルームで1泊2000円超えで少し高めでしたが、

朝食ビュッフェがついていたり、ロビーでコーヒーが提供されていたりとサービスがよかったです。

IMG_20250726_155441

そしてほかの物価は、一般的な中国の町と同じぐらいな気もするんですが、物価の基準にしていたいくつかのものがこの町で見つけられなくてよくわからないです。

移動手段

★地下鉄

地下鉄はありますが、AlipayのQRコード切符は謎のエラーで取れません。外国人だからかな。

IMG_20250726_135334

代わりにローカルの専用アプリが提供されていて、これでQRコード切符が表示できるようになっています。Alipayアカウントとひもつけて支払うしくみです。

このアプリ、Android15のメインスマホ(Xiaomi POCO X7 Pro)には問題なくインストールできたんですが、Android13のサブスマホ(OPPO Reno7 A)ではGoogle Playプロテクトでブロックされました。心配な人は毎回券売機で切符を買って乗るのがいいかも。

★市バス

IMG_20250728_140533~2

市バスはたくさん走っていて、外国人でもAlipayのQRコード切符が取れます。

高德地图でバスの現在位置も表示されるので、乗りたいバスがあと何分で来るかだけでなく、その系統がどのぐらいの間隔で運行されているかもわかります。

★シェアサイクル

IMG_20250727_131849

シェアサイクルはたくさんあって、黄色(美团)と青(哈罗)が半々ぐらいで、緑(滴滴)がたまにあるぐらい。

IMG_20250728_124842

特筆すべきは、汾河の両岸の河川敷にある自転車道。バイクは来ないし、歩道とも別になっています。

IMG_20250728_092311

川を渡る橋とはくぐる形で交差するので、信号待ちなどもなくスムーズに移動可能。

IMG_20250728_092347

そしてだいたいその橋の下に自動販売機があります。

IMG_20250728_093434

ほかにもカフェがあったり、

IMG_20250728_125827

スイミングプールがあったり、河川敷はにぎやかです。

IMG_20250728_125440

ということで、この町は真夏でもサイクリングがめっちゃ気持ちいいです。

高德地图では、自転車ナビでも経路上の信号の残り時間が表示されます。

その他

今回の宿は、ほかの町でもよく見かけるチェーン店だったんですが、この町では日本人(というか外国人?)の受け入れをあまりやったことがなかったようで、チェックインのときに本部に問い合わせをいろいろしたりして手こずっていました。

結局前後の旅程とかは聞かれず、電話番号だけ確認がありました。

あと、宿のエレベーターでいっしょになったお客さんグループの話していた言葉がたぶん中国語じゃなくて、まったく何も聞き取れませんでした。

外国人にも見えなかったので、これから向かう北の方(内モンゴル自治区?)のローカル言語だったのかも?

中国避暑地探しの旅(18日目)-充実の「社会保障」@太原

太原の3日目の朝です。

太原は、三国志にもキングダムにも出てくる歴史ある町です。

IMG_20250727_091749

IMG_20250727_094320
IMG_20250727_114712

IMG_20250727_103222
歴史的な建物を保存してるだけでなく、新しいものを中華風に建てているエリアもありました。

一方、西宁・兰州・银川にあったイスラムな雰囲気は全然なくなります。

IMG_20250727_130059

IMG_20250727_130344
太原の地下鉄では座れなかったことがないです。西安からの高鉄からの乗り換えのときも。

IMG_20250727_130153

IMG_20250726_142837
地下鉄のホームにベンチがあるのも、改札外に飲み物の自販機があるのもありがたいです。

IMG_20250727_070431

IMG_20250727_070429
今回1泊2000円ちょっとの宿で、はっきり「食事なし」と書いてあるプランだったんですが、ちゃんとした朝食ビュッフェがついていました。

7時開始だったんですが、7時ちょうどに来ていたのは自分だけ。食べ終わるまでに、あと3人ぐらいしか来られませんでした。

IMG_20250727_101143

これは西宁や兰州にもあったけれど、スーパーでお茶が無料提供されていました。ここでは有糖と無糖が選べました。