中国シルクロードの旅(13日目)-灼熱の世界@吐鲁番(トルファン)

昨日乌鲁木齐(ウルムチ)から吐鲁番に移動してきて翌朝です。

新疆ウイグル自治区の長距離鉄道

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今回宿から乌鲁木齐站までのアクセスがよくなかったので、乌鲁木齐南站から乗ることにしました。こちらを通る列車はほとんどないんですが、そのわずかな1本を選んで。

ここでは駅の入口でのパスポートチェックがふつうより念入りでした。

そしてそのすぐ後ろの荷物検査で日本語で話しかけられました。吐鲁番では何泊してその後どこに行くか、乌鲁木齐にはいつ来てどこへ行ったか。

中国の駅で日本語で話しかけられたのは初めてだし、こんな入国審査みたいな質問されるのも初めて。

つっこみどころのある回答だったのにつっこみがなかったので、内容を吟味されてるというより、どんな人なのかを見られていたような感じがします。

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今回は比較的短距離だったので、高鉄ではなくふつうの列車(?)で。車両は古めかしいですが、窓は2重窓で断熱はわりとしっかりしていて、冷房もついています。所要1時間20分。1駅分です。

吐鲁番北站に着く直前に車掌さんが直接自分のところに来て、「もうすぐ下車ですよね」と。そしてパスポートのチェックをされました。

自分個人に対して身分証(身份证)ではなくはっきりパスポート(护照)を求められたので、外国人がここにいることをねらって来ています。乗り過ごしが防止できてありがたいんですが、「うっかりでも余計なところへ行くな」という圧を感じました。

吐鲁番北站

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やってきました。吐鲁番北站。

吐鲁番站はちょっとへんぴな場所にあって近くに宿がないので、今回は北站の方で。なぜか吐鲁番北站は吐鲁番站より南にあります。北品川駅が品川駅より南にあるのと同じかな?

ホームに降りたときはそれほど暑く感じなかったんですが、

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改札から外に出るとあっつい。

ibis Styles(宜必思・尚品酒店)

今回の宿はibis Stylesの吐鲁番北站广场店。

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地図で見ると駅のすぐ横なので、もしかしたら地下でつながってるかもと思ったけど、そんなことはなかったです。駅の入口には近いんですが、出口からは意外と距離があります。

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同じ建物にスーパー・薬局・ごはんやさんが入っていたり、

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Cotti Coffee(库迪咖啡)も!

でもごはんやさんは工事中でやってなくて、ほかのお店もホテルとは中ではつながってないです。

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暑いのに宿の入口がなかなか見つからなくて歩き回ったんですが、駅から見ると裏側にありました。

チェックインのときに「予約情報を見せてもらえますか?」と言われたのがちょっと気にかかりました。これまでこれを見せる必要があったのは、情報管理がずさんそうな場末の宿ぐらいだったけれど、今回は何か意図を持って言われてそうなので。

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4000円も出すとこんなゆとりある部屋になるんやねー。しかも部屋に入ってカードキーをさすとカーテンが自動で閉まりました。

エアコンはビルトインで、風は全然出ていないのに常にちょうどいい気温に保たれています。

灼熱の世界

墨迹天气での予想最高気温は45℃。

せっかくなので、宿の近くを探索してみることにしました。

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駅前に路線バスのターミナルがありました。バスちっちゃい!そして西遊記仕様!でも悟空の隣誰!?沙悟浄?クリリン?

ちなみにここ吐鲁番は、西遊記では芭蕉扇の火焔山とか牛魔王とかのところです。

実際の三蔵法師玄奘の旅では、このあたりにあった高昌国にめっちゃスポンサーしてもらって「帰りに必ず寄って!」と言われていたんですが、帰りにはすでに滅ぼされて国ごとなくなっていたというところです。

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実際の気温はこのぐらい。暑いといえば暑いんですが、日本の35℃とかよりもまだまだいけそうな感じです。

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美食街があって、ごはんやさんも意外とたくさん。

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ごはんやさんはエアコンが効いていてすずしいです。35℃だけど体感では29℃ぐらい?ずっと本とか読んでいられそうなぐらい。日本だと29℃でも本を読み続けるのはつらいけれど。

体的には本当は大丈夫じゃないのに、大丈夫だとかんちがいしているのだとするとこわいので、あまり深入りせずに宿に戻りました。

中国シルクロードの旅(12日目)-ついに来る灼熱の日々@乌鲁木齐(ウルムチ)

乌鲁木齐5日目の朝です。これから次の町に移動します。

意外と市内移動しづらい乌鲁木齐

乌鲁木齐には地下鉄もシェアサイクルもあるので、中国の一般的なモダンな移動ができる町なのかと思っていました。

ところが地下鉄が完成しているのは実質1号线だけ。乌鲁木齐には高鉄駅が2つあるんですが、どちらにもまだ地下鉄は通っていません。

そしてシェアサイクル。

哈罗(青)は一応市内の広範囲が営業エリアになっているんですが・・・

よく見ると駐輪エリアはいっぱい指定されているのに、肝心の自転車がまったくといっていいほど見あたりません。

東の飛び地エリアの

  • 新疆医科大学(雪莲山校区)
  • 新疆大学(博达校区)
  • 新疆师范大学(温泉校区)

この3つの大学の敷地にはたくさんあるみたいなんですが。

一方、哈罗(青)でなく美团(黄色)のは町の方にもわりと自転車があるんですが、営業エリアがやや北寄りで、地下鉄でいうと北门站あたりから南がエリア外になっています。

今回宿が美团(黄色)エリア外で地下鉄からも離れていたので、市内の移動はだいぶ苦労しました。

ついに来る灼熱の日々

5月に入ってからの新疆ウイグル自治区の気候は、寒かったり暑かったりと不安定だったので、じわじわ移動せずに週間予報で気温が安定しているタイミングをねらって飛行機で移動してきてしまえ!というピンポイント作戦でこちらにやってきていました。

それでこれまで15℃〜32℃ぐらいの比較的おだやかな気候で暮らせていたので、ちょうどいい時期に来られたと思います。

ところが、次の町候補にしていた吐鲁番(トルファン)の気温はこんな感じ。

数日待てばすずしくなるかというとそんな感じでもないし、地下鉄もないので、高鉄駅から町に出ることすら厳しそうです。

これは吐鲁番スキップするか・・・

その先の候補が、新疆ウイグル自治区最後の町だと思っている哈密(ハミ)。海抜マイナスの盆地にある吐鲁番とちがって、ここは標高1000m近いところなのにこの気温。

じゃあもう新疆ウイグル自治区を飛行機で抜けてしまう?

とも思ったんですが、このベストシーズンに行けなければいつ行ける?ということで、高鉄駅の真横の宿を1泊だけ取って吐鲁番行ってみることにしました。1泊4000円台の(自分にとっては)高級ホテルを。

ごはんを食べに出るのも命がけかも・・・?

中国シルクロードの旅(11日目)-喀什(カシュガル)とのちがい@乌鲁木齐(ウルムチ)

乌鲁木齐4日目の朝です。

民族構成

喀什はウイグル族9割・漢民族1割ぐらいの町でしたが、新疆ウイグル自治区全体では半々ぐらいという話がありました。

だから省都の乌鲁木齐は半々ぐらいなのかと思っていたら、町の人たちを見ていると喀什の真逆ぐらいに感じます。あまりウイグル族の人を見かけません。

実際どうなのかまた調べてみると、

漢民族:約75%
ウイグル族:約12%
回族:約9%
その他:約4%

2020年の国勢調査のデータでは乌鲁木齐はこんな感じ。

イスラム教徒の回族の人たちはふつうの服を着ていると漢民族と見分けがつかないので、「喀什の真逆ぐらい」という感覚はけっこう当たってたみたいです。

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ここのモスクは喀什のよりちゃんとしていて、

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イスラム風の建築もあります。

でもやっぱりヒジャブ女性やイスラム帽の男性は回族含め見かけないし、ここでも人からはイスラムっぽさを感じません。

タイムゾーン

乌鲁木齐でもウルムチタイムゾーン(GMT+06:00)表記は見あたりません。上海と同じGMT+08:00(日本マイナス1時間)です。

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乌鲁木齐では八点半(8時半という意味)というローカルコンビニをよく見かけるんですが、「7-11やとこっちの7時は朝早すぎるから8時半オープンで許して!明るさ的には上海の6時半と同じぐらいやし!」という悲痛な訴えが聞こえてくるようです。

警戒レベル

喀什と同じく、乌鲁木齐でも警察車両が多いです。しかも公安だけでなく、特警とか武警とか種類も豊富。

荷物検査はショッピングモールの入口に必ずあるし、シニアの方々が朝太極拳をやってはるようなふつうの公園の入口にもこれまでのところもれなくあります。

中南米とかでは、武装強盗とかを警戒して警備を強化していることがあるけれど、そういう感じではないです。店舗のガラスに鉄格子がかかってないので。

スタン系への道

乌鲁木齐からも国際バスが出ているという情報は事前に見かけていたので、こちらでも現地確認しに行ってみました。

高鉄の乌鲁木齐站の向かいにある長距離バスターミナルへ。名前に国际(国際)が入っています。

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国際は右へ。

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国際バスのチケット売り場。お客さんは誰もいなくて、中にスタッフさんがひとり。営業はしてるっぽいです。

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図ではモンゴル含めいろんな方向に行けそうに描かれているけれど、

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今チケットが買えるのはカザフスタンの旧首都のアルマトゥイ(阿拉木图)とタルディコルガン(塔尔迪库尔干)行きだけみたいです。現首都のアスタナ(阿斯塔纳)行きは横線で消されていました。国境から遠いしねー。

アルマトゥイ(阿拉木图)。

タルディコルガン(塔尔迪库尔干)。

直線距離は・・・

乌鲁木齐-タルディコルガン:約750km
乌鲁木齐-アルマトゥイ:約850km
喀什-オシ:約300km
喀什-ビシュケク:約400km

こんな感じ。

国際バスはいろいろ気をつかうことが多くて短くすませたいので、ユーラシア横断するなら喀什まで鉄道で行ってオシに抜けるのがいいかな?

中国シルクロードの旅(10日目)-ちょっとトラブル再び@乌鲁木齐(ウルムチ)

乌鲁木齐3日目の朝です。

新疆ごはん

中国各地のご当地料理には、

  • 大衆料理化しているもの
  • 大衆料理化していないもの

の大きく2パターンがあると思っていて、新疆料理はありがたいことに大衆料理化していて、比較的お手ごろ価格のチェーン店でもいただけます。

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明优利特色拌面抓饭というお店が喀什にも乌鲁木齐にもあったのですが、

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これがイスラムな雰囲気のチェーン店でした。

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そこで看板メニューっぽい家常拌面を注文してみました。15元(約350円)。

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ぱっと見はよくわからなかったけど、食べてみて思い出しました。

これはまさしく中央アジアのラグマン!エスニック稲庭うどん!これ好きやねんなあ。

でも1品だけだとちょっと量少ないかも・・・と思っていたら、

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心を読まれたのか無料で替え玉を持ってきてくれました。

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黄六爷という別のチェーン店でも拌面を注文すると、麺はラグマン的でした。写真ではぷよぷよな麺に見えるけど、ちゃんとこしがあります。

で、この2回に共通していたのが、具は温かいのに麺は冷たいということ。

最初調理ミス(冷めてる?)かなと思ったんですが、別のお店で2回ともとなるとたぶんそういう料理なんだと思います。さぬきうどん的に言えば「ひやあつ」かな。

ちょっとトラブル再び

乌鲁木齐の到着日に宿の近くの売店で、お茶と翌日の朝ごはんの買い出しをしました。

レジでAlipayのタッチ決済をして、お店の人も「はおら」(好了:OKの意味)と言っていたので、そのままお店を出たのですが、スマホを開いてみるとAlipayの指紋認証画面が出ていました。

指紋認証をすると時間切れだと。なにこれ?

そのあと宿にチェックインしてAlipayの支払履歴を確認してみると、さっきのお店のがないです。当然Revolutへの請求も。

払ってない!

ふつうAlipayのタッチ決済ってタッチだけで完了するけど、今回はなぜか続いて指紋認証が必要なタイプで、それをやらずに出てきてしまったみたいです。あわわわ。

商品をそのまま持ってお店に戻って、事情を説明。お店の人も最初はあまり話が飲み込めていないようでした。でも自分のあとにまだ誰もお客さんが来ていなくて、レジが支払い完了前の状態で残っていたようで、それで状況を把握。

なので商品の再スキャンも必要なく、今度は念のためQRコード決済で支払いを済ませてことなきを得ました。

今回はお店の人より先に気づけてよかったです。

実はこの日、宿でまちがってシャワー・トイレなしの部屋を予約してしまっていて、チェックインのときにありの部屋に替えてもらうというやりとりもあったので、めっちゃ中国語しゃべる日になりました。

中国シルクロードの旅(9日目)-喀什(カシュガル)の警戒レベルの高さ@乌鲁木齐(ウルムチ)

昨日喀什から乌鲁木齐に移動してきて翌朝です。

今日はまだ喀什の話です。乌鲁木齐の話は明日から!

喀什の警戒レベルの高さ(地上編)

中国の町にはよくパトカーが止まっている印象があるけれど、その中でも喀什は多いです。信号のある交差点には必ず配置されているんじゃないかと思うぐらい。

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観光エリアの入口での荷物検査は、ほかの町でも博物館とか万里の長城とかでもたまにあるけれど、喀什でもやってます。

それだけでなく、喀什ではショッピングモールの入口でも必ず荷物検査をやっていました。これは中国のほかの町では見たことがないです。

人の集まるところの警備を強化しているということは、なんとなく無差別テロ的なものを警戒しているような態勢に見えるけれど、無差別テロをウイグル族9割の喀什で起こすと被害者はウイグル族の人たちになりそう。

警備強化は「中央政府がウイグル族の監視を強めている」という解釈もできそうやけど、警察や荷物検査の人もだいたいウイグル族の人なので、ウイグル族の人たちが自衛でやっているようにも見えます。

喀什の町から空港への移動

空港から町へは28路のバスで移動してきましたが、空港に戻るには逆方向の同じバスに乗ればいいです。

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喀什のバス停は電光掲示板つきのところも多くて、系統ごとに今バスがどこを走っているかがアイコン表示されていてわかりやすいです。「28路は15分に1本」という高德地图情報があったけれど、たぶん合ってそう。

ちなみに喀什のバス位置は高德地图では出ないんですが、WeChatの「喀出行」というミニアプリでも見られます。

初めての崑崙(クンルン)山脈

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喀什に3泊いて全然気づいてなかったけど、空港から南の方を見ると立派な山脈が!

このかくっとしたKongur Shanかっこいいなあと思って調べてみたら、公格尔山という崑崙山脈の最高峰なのだそうです。

喀什の警戒レベルの高さ(空編)

喀什の空港は、まず建物に入るときに荷物検査がありました。これも中国では初めてかも。

そして今回も福州と同じく預け荷物の検査立ち会いがあって、

保安検査も西安なみに念入りでした。

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ふつう飛行機が飛び立つときは、窓の日よけは開けておくように言われますが、今回のフライトでは閉めておくように言われました。

そして飛び立ってから、

「軍事施設があるので写真や動画を撮ったりしないでください。」

という機内アナウンスが。そうかなと思ったけど、はっきり言うんや。

今回喀什の町でもときどき戦闘機の音が聞こえていて、真西の方に飛んでいっていたので、タジキスタンともめているのか、もしかしたらさらに向こうのイランへの援助なのか。

改めて地図で見ると、喀什からイランって、喀什から隣の甘粛省よりも近いです。