サハラ砂漠縦断回想録(3)-西サハラ・モーリタニア国境

2002.01.03(木) ダクラでの事前手続き

まったく記憶にないんですが、この日に警察本部(Hôtel de Police)に出国のための手続きに行っています。証明写真を提出したり。

2002.01.04(金) ダクラ出発

モーリタニアへの国境が開くのが火曜・金曜ということで、町の出口に向かいました。

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コンボイ(護送車団?)を組んで移動するので、この日出国する車がいったんここに全部集まっています。「24台」という数字がメモには残っています。

その中の農産物を運ぶトラックに乗せてもらおうと話をすると、その家族の方の乗るセダンに乗せてもらえることになりました。モーリタニア最初の町のヌアディブまでで750ディルハム。当時のレートを調べてみると、7500円ぐらいだったようです。
(事前には相場は6000円ぐらいだと聞いていました。)

車団が一斉に出発したのが11:32。リアルタイムメモが残っているのはここまでです。

2002.01.04(金) 国境

ダクラから300kmほど離れた国境施設に到着したのは日暮れ前でした。石づくりの小屋があって、この日はここで夜を明かします。

ヌアディブにはこの日のうちに着けると思っていたので、食料としては500mlの水しか持ってきていませんでした。

何も食べていないのを見かねてか、スペインの砂漠越えチームのAlicante Dakarの方が夕食に誘ってくれて、ワインとかいろいろごちそうになりました。めっちゃありがたいです(>_<)

追記 2023-08-11

リアルタイムメモが見つかって細かいまちがいもわかったんですが、この日の日記は修正せずに別のエントリとして補足しています。

サハラ砂漠縦断回想録(2)-最果ての町ダクラ

2002.01.01(火) ダクラ到着

西サハラの首都ラユーンからバスで10時間ほどかけてダクラに到着しました。公共の交通機関で来られるのはここまでです。

テロリストの警戒をしているからか、途中4回検問がありました。

当時の外務省の危険情報は今とあまり変わりがなくて、ダクラまでの道路がレベル1で、その周りは地雷原だということでレベル3。

ずいぶんものものしいけれど、現地の方の情報で特に問題ないという話だったら大丈夫という判断をしようと思っていました。逆に、外務省が危険情報を出していなくても、現地で危ないという話を聞けば引き返すこともやむなしと。

当時のメモに残っていた宿は今もまだあるようでびっくり。

この日の夕食のときに、食堂のテレビでキャプテン翼を放送していました。声優さんがめっちゃおっちゃん声だったことが印象に残っています。

2002.01.02(水) 情報収集

この西サハラから南のモーリタニアに陸路で抜けられるという話はすでに聞いていました。ということで、具体的にこのダクラでどうすればいいのかの聞き込みです。

西サハラは非独立国で、モロッコの一部ということになっています。

モロッコのメジャー言語はアラビア語とフランス語で、スペインから船で渡ってすぐのタンジェの町ではスペイン語も少し通じていたけれど、南に下るにつれてだんだん通じなくなってきていました。

大学のとき、本命の第2外国語のスペイン語が自分のいた学部では卒業単位と認められなかったので、卒業単位のためにフランス語を第3外国語として取っていたけれど、情熱が薄かったこともあってだいぶ苦手(>_<)

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町の出口の方に行けば何かわかるかなと思って歩いていると、モハメッドさんという英語のできる方と出会いました。このブロックの家に住んでいるそうです。

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おじゃましまーす。

モハメッドさんによると、モーリタニアとの国境が開くのは、火曜・金曜の週2回だけ。町の出口に11時〜12時ぐらいに行けば、国境を越える車が集まっているからそのどれかに乗せてもらえばいいとのことでした。

ありがとうございます!

ダクラは半島の町なので、北に行くにも南に行くにも同じ出口から出ていくことになるけれど、今となってはそれがどのあたりだったのかがわかりません。

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サハラ砂漠縦断回想録(1)-プロローグ

これまで何度か回想シリーズとして、過去の旅行記をこのブログに復元するということをやっているけれど、サハラ砂漠越え編もそろそろここに残しておいた方がいいかも。

ということで、

当時のメモを中南米行き前に実家から持って帰ってきていました。ちょうど今暑くて身動きが取れないので、その間にやっておこうと思います。

時代背景

2002年1月の話です。

旅行記としては

「暮れのスペイン」や

「砂漠の島の桃源郷カーボベルデ」と同じ旅行中の話で、期間としてはこの2つの間になります。

アフリカを陸路で縦断しようと、スペインから船でジブラルタル海峡を渡ってモロッコのタンジェに入り、

公共の交通機関を使って南下できる最後の町のダクラからスタートです。
(Googleマップだと今日本語表記は「ダフラ」になっているけど、現地では「ダクラ」に聞こえたので今回はこの表記で。)

あと、当時は地図やガイドブックを持たず、外務省の危険度情報以外はネット情報に頼らず、現地での情報収集だけでなんとかしていました。

Google翻訳を辞書代わりに使うときの注意

この前の中南米で、食べたあとのツナ缶をどこに分別して捨てればいいか聞こうと思って、缶をスペイン語でなんというのか調べようとしたことがありました。

お・・・?あ、そういうことか!

poderは「できる」という意味の動詞でまったく缶ではないんですが、

缶(日本語) → can(英語) → poder(スペイン語)

内部的にこんなふうに英語を経由しているとすると説明がつきそうです。
(ちなみに缶を意味するスペイン語はlataでした。)

追記 2026-01-22

この問題は、DeepLでもMicrosoft Translatorでも起こりますが、

ChatGPT Translateだと起こりません。

旅先の緊急代替機としてのAndroid Goエディション

スマホやパソコンを旅先で紛失したらということで、その買い替えシミュレーションを向こうでやっていましたが、

  • Chromebookは店頭で見かけない
  • eSIM対応スマホはiPhoneだけ

というのは結局メキシコ以外の国でもそうでした。

スマホは最安だと1万円を切るぐらいのが手に入るんですが、そういうのは新興国向けAndroidのGoエディションだったりしていました。

これって、実際のところどのぐらい使い物になるんやろか?
ということで、帰ってきてからためしに買ってみました。

スペック

買ってみたのはこの機種で、

  • メモリ:1GB
  • ストレージ:16GB

容量系のスペックはこんな感じ。最低限のアプリをいくつか入れただけで、ストレージは残り半分ぐらいになります。

OSがGoエディションだとインストールできないアプリがいっぱいあるんじゃないかと思ったんですが、ふだん使っているアプリで確認してみると、対象デバイスからはずれていることは案外なかったです。

ただ、入るということとちゃんと動くということは別で、重めのアプリだと起動すらしないものも。

つまり、あるアプリが使えるかどうかは、OSとの相性というよりもハードウェアスペックで決まるという印象です。

Uber

旅先の代替機でぜひ動いてほしいのが配車アプリ。現地タクシーが信用できない地域では、安全保障のために必要になるので。

一応ログインから配車依頼直前ぐらいまでは動作確認ができました。これはいけそう。

Revolut

配車アプリと並んでぜひとも動いてほしいのがRevolut。これがないとチャージやカードの凍結操作ができないので。

機能は軽そうなのにアプリは意外と重くて、ほかのアプリを全部落とさないと起動してくれません。

初回ログインのときに、インカメラでの顔認証があるけれど、これがなぜか何度やっても通らない。散髪したから?とか思ったんですが、別のスマホでやるとすんなり通るので、このスマホだけの症状みたいです。

インカメラの画素数が30万しかないので、解像度の低さではねられてしまっているのかも?

だとすると、OSとの相性というよりハードウェアスペック不足で使えなくなっているパターンだということになります。

仮に旅先でスマホを買い直す必要がでてきたとしても、このスペックのスマホは避けた方がよさそうです。